MIKIHIKO KYOBASHI

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真冬の暗いうちに海へ行く
誰もいないオゾンに満ちた海岸線

岩も砂浜の一粒一粒も冷たい

太陽光は来るが
雲が水平線にあれば波の中を射抜かず

水平線に雲がなくても
波がなければ写らず

これも全て宇宙の流れの微細な1瞬

同じ景色は二度とない

どうせファインダーは見ないのだから

細かな人間界はどうでもいい

ハワイやフィジーで大波に巻かれ

万事休す

の連続から戻れたのも運とおれない心

戻ろうとして
死なない工夫をし

経験が時に
溺れた怖さを連れてきて
邪魔もする

胸に変な気が集まりパニックになりかける

これも自分で起こしている

経験を意識すると
よくない

経験は体験として
未知の体験を切り抜ける

己の泳力や力を知りつくし
海で抜き足差し足

遠慮と畏敬を忘れずに

黙って一人潜っては
太陽に向かいカメラを向け押す

光を探しているのかもしれない

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