人間の目で見ないで押す

長い間見て撮ると
35mmカメラなら、長方形の
3対2のフィルムサイズ構図をいいところを探して撮る

と撮影者の意図がですぎわざとらしい

特に写真家になると上手になりすぎ
決まりすぎる

と思います。

澤田さんや一ノ瀬さんキャパ、ユージンなど戦場写真は一瞬だから
鋭い何かがある
命もかかる臨場感がみなぎる

どこか波の裏もそれに
似ている

違うのは、空中か水中か
体の使い方は同じだと思う

流れるように
指さきから頭と胸を入れ
動かす

もう一つ
被写体となる何かに瞬時に、強烈な美と言葉にはできない
何かを感じ取れるかが大事

瞬間
瞬間に

決めて動くだけ
 
教本はいらない

文句一つ言わない

それがその時の
自分が決めた結果
結果とて終わりではなく

まだまだ続く
波が崩れるのも結果

結果があり始まりがある

途切れることなく
動き続ける今しかない空中と水中

存分に楽しまないと

ルールなんてないのだから
自分の歩幅で自分の腕の人かき

常々
後悔ないように

会いたいにひとには会い
恥ずかしいなんてないから言う

決めたらやるだけ

文句は言わない!

海の中では死ぬ

判断は苦衷の人間界より早い

自分が決めたことは
それでいい
失敗したら
またやり直すだけ

練習に練習を重ねる人間界

未完だからいい

これで終わりの
完成などありえない

時間も周波数も動き続ける
風や波が同じでないように

その風を見つめ
その海風に胸を傾ける

必ず
気づけば
腑に落ちる場所にいる

頭で考えて
見るものに執着しない

頭が空想で考える以上に
素晴らしい時間が少し先で待っている

心配は毒だよ

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