標高は900メートルで4キロ先の頂きにその神社はあるという
その昔は、伊勢神宮の五十鈴川をはじめ全国の神域の前にある瀧や川での清めの儀式と同様に
この清滝川で沐浴をし身を清めた
のだが
今ではだれも神の住まう神域に
そのしかるべき行為はしなくなった
神仏分離と廃仏毀釈の追い風で
130年前にそれまで1000年以上継承されてきた行為も
消え
高速な移動手段と時間に縛られた
高級な登山服で身を守る我々現代人には
寝耳に水のような物語なのか?
雨に包まれ光を放つ山のなか
何処迄も続く険峻な山道に
口で呼吸した