土居清
苔むした神社は約500年前の
武士だった土居清良と部下たちのお墓は
神社と隣接する臨済宗妙心寺派のお寺にあった
団子や酒やみかんなど
当時彼らがこの地で戦い
また領民のために尽くした憶いが
山の中腹の鬱蒼とした森の中
村を見下ろすように建てられていた
年に2回祭礼を執り行うという事は
すでに1000回以上も、宮司や村人から村人へ
手渡されてきたという事になる
1546年 土居伊豆守清宗の3男として生まれ
15さいの時に侍の父を戦で亡くした
幾多の戦いにと
村人や家来のために尽くし
84歳で生涯を閉じた
彼の執着のない大胆な生き方は
土居清がそのまま受け継いでいる感じがする
現代の古武士が残りの人生
剣を持って伝え残そうとしている