海の話

ファイヤーキングカフェに来たのはもう18年前

連日お足元が悪い中にかかわらず
皆様にお越しくださり
この場を借り御礼申し上げます。

波でひとり泳ぎ
綺麗事はとは抜きに溺れては

なんとか海岸に戻り
また海へ行く日々

フィルムが入ってなかったり

様々

それもこれも
こうした展示会があるから
月並みですが頑張ろうと思っていました

溺れて死んでも
なんら悔いもないです

ただそこで準備不足や
体の状態や心がぶれていたら
本当の力を発揮できずに
海岸に戻れないのはスッキリしません

死ぬ気でかかれ!

常に鼓舞して波の中へ向かいます。

そこには常に冷静な平常心

無とは難しいですが

撮っているときは無だと思います

無の境地は武道に似ています

体が先に動くだけ

頭で考えないこと

あたまで考えて泳いだら
パニックになり
死にます
僕も数回この線を超えそうになり
本当に意識が飛ぶところを観てきました

一貫して体術を使い波の中に入り込み
ノーファインダーで押すだけ
自然界に迎えられ
受けいること

全て何か感じた
見た瞬間に押しています
ノートリミングの写真です

ドキュメンタリーで生きると決めたので
全部一貫してそのまま

海から戻り昔は現像し
後で見てみて
あ〜撮れた
という感じです

今はデジタルなので
待つ楽しみもなくなりましたが

すぐに確認できるので間違ったカメラの設定や
向きなど、次に修正できる
またフィルム交換にまた30分かけ戻らなくていいので
楽になり、撮れるチャンスが増えたのも事実です

変わらないのはカメラ以外
アナログな世界と精神世界

1枚1枚
0.02秒で押したたまたま

色を足したり、変な加工はしません
とは言え
実際の色は、目は補正しますし
速くてなんとなくしか見えてないので

写真の内包する情報を引き出すことはします

島々へ旅から旅へ
泳げそうな場所や、透明な水を探した20年
お客様にもよく生きてますね

と笑われました

いつまでも
溺れています

溺れない日が来ない日がないのか
恐るべし波の力と宇宙のパワー

人為の及べない
人為では征服できない
美しい青い森の海を穢すのは人間だけです

ペットボトルでできた海岸や
洗濯水などの汚水の海

やがて地球の透明な海がなくなるでしょう
所詮、池や水槽と同じです
バクテリアなど生き物の浄化力が飛び抜けているだけです

呟き

本日14時からおります

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