馬鹿な物


フィジーの宿
宿はお客を呼び込む為に
相当な資金と覚悟で絶景の場を宿にする風潮があるが
現実では海や環境のダメージも大きい

ここでは珊瑚の岩にコンクリートで小さな土台を作り
あとはすべてティンバーで出来ているから
最低限の破壊

トイレは巨大なタンクにため
日本の海辺ようにバクテリアで分解しつつ
川や海ではなく、土に吸い込ませるらしい

水は山の水
歯磨きや石けんのシャワーはそのまま地表から海へ
土は白く変色していた

しかし
あまりに遠く
強烈な波と珊瑚礁だけの島に来る人はすくなく
数年前にクローズ

村人の知り合いの家に泊まるしかないが
ここまで誰かの小舟でないといかれない
スーパーも電気もないほぼ
自給自足の昔話の島と
妖精の住む
霊気と霊験ある山と海

2002年にここに来ていなければ
今の写真も
今のように祈りを捧げてなかったのか?

今はもう過去
その今が数年後数十年後教えてくれる時間がある

過密で過剰な物質社会から
逃げ出して
原始の姿の地球と
そこに寄り添わなくては生きられない村人に
何が大事なのかを教わった

殺虫剤?
風呂用洗剤?
匂いとりスプレー?
除菌?
なんだよそれ

おかしな世界だ

命の関わるおっかない地球と
限界のない美しい地球を
体感しないと

ますます人間はジャンクな商品を作り
ジャンクな魂になっていく

地球を魚達を虫達を馬鹿にしすぎという訳だ

いまさら皆で洞窟に住んで木喰という訳にはいかないから
馬鹿はバランスよく程々にする事だ

このままでは
人間改め馬鹿者
と未来の人に書かれる

でも
そう思う人が増えたらいい

もう十分だ

もう十分破壊し
便利になったじゃないか

知足という事

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