つくも神
波の裏は雨でお休みです
川が多くに日本は濁るんです
九州の祈りの人
宇佐神宮の神使いだった隼人族
ヤマト王権に力で殺され、奴隷にされた
宇佐神宮の反対の小高い丘には
殺された隼人を祀る百体神社がある
数年前佐賀から南下し宮崎の神社、また北上し修験の彦山は高住神社へ戻り
最後は雨の京都伏見稲荷の山で隼人の方々のご供養をさせていただきました
何かしらのご縁を感じます
狛犬は眷属とも神とも
大国主と同じく、霊界を鎮る力がある
古来より天皇の神事をはじめ大切な儀式の際には
隼人の犬の遠吠えと
百官たちの八開手から始まったらしい
目には見えない事象の事情や効果を知っていた彼ら
それを読み取れる天皇や神官
言霊
その遠吠えの力で
常に結界を張るために
番人の様な形として置くことで
狛犬が生まれたのかもしれない
ご存知の様に神社の入り口には
あ と ん と言う狛犬
あは宇宙の始まりと
んは終わり
アジアのストリーや絵にも
一本の生命樹の両サイドに聖獣がいる
一本の木は宇宙
種から太陽に向かい
葉を茂らせ家を作り
花をつけ実をつけ
様々な生き物が集まる
人生の一生を表す
と言う
確か松岡正剛さんと杉浦康平さんの本で読んだ
結局は狐がお母さんの安倍晴明や呪術から
目を背けれない日本人
神仏分離もそもそも仏は忌み嫌われ、伊勢神宮にも剃髪の者や僧侶は時入れなかったが
うまいこと溶け合った、伊勢の入り口はカツラ屋があったそうだ
数百年後
ある日を境にてのひら返しと神や仏を騙し、裏切った
明治政府は西洋化と
言いなりになる日本人を養殖し個人の力を消そうと躍起になり
またまた神仏を分離し、仏を焼き払い、修験道、骨接、呪術等の個人的な宇宙の力を使うことを
怖れ、強制的に根絶やしにしようと目論んだ結果が今の日本
大東亜戦争の終戦のドサクサで
かじばドロボー ソ連は
不可侵条約をあっさり無視し
国後島4島を占拠
関東軍の兵士たちをシベリアへ強制連行し、極寒の中
奴隷にした数、30万人とも
70年後には無差別に子供たちをあやめ
ウクライナまで取ろうとし
兵士や一般市民を強制収容所に入れる
今のロシア
北海道のアイヌを騙し毒殺し
居留国に入れ土地を分捕り
一切の自然への祈りを
強制的にやめさせた松前藩とわじんの役人の愚行も同様
ネイティブアメリカンも
マオリ
アボリジニも同じく
マゼランやクックが勝手に島に来て
うまく浸透させたキリスト教のおかげで
なぜかどうしても元々いないはずのインド人が住むフィジーをはじめ南の島々は
元来あった自然の祈りを大事にしなくなった事実を
波の旅で見てきた
欲深い地球人よ
いい加減にしろ!
それはともかく奈良の三坂堂さんよりお譲りいただいた狛犬
江戸時代にはきっともう1匹「あ」の口を開いた狛犬がいらして
祈られていたのだろうが
今はどこに?
線香を焚き
お水やご飯をお供えし
祝詞を捧げさせていただいた
海や山の呼吸
風や雨や音にさえ霊力やスピリットがあると
知っていた、隼人、出雲、アイヌの尊い憶い
骨董は決して古い「物」だけでない
今から数百年前この狛犬を彫った人
それを大切に祈った人
何よりもネットもないいい時代の
自然がもっと身近で呼応して生き
た日本人とアジアの風土と
忍耐と技術
祈りの美意識が凝縮している
人の命ははかなくとも
海の潮騒は永遠だ
ごく普通の人々が、昨今の現世利益ではない祈りを捧げ
美意識を尊んだわずか150年以前の日本人
物には100年経つと九十九神(つくも)が宿ると言う
伝承もなまじ嘘ではない気がする
作った人の力や目に見えぬ魂や神様が
神社と同じ「物」にも降り住み着く事実
人間の本心はいずこ?へ向かうのか
古い物は物語を持続させる
本当にいいですね