受けたもう

朝暗いうちに
冬の海へ行く

やる気がなければ1枚も撮れない

人間が見たこともない景色を
様々な奥行きと、無限な美で伝えている

僕は伝えているというのは人間側の言い分で

海や宇宙はそんなもんじゃない

もっとおおらかで、大胆で意味はない
伝えたいとも思っていない

と感じる

独りで海の中へ

命の駆け引き
命の使い方
を教わった

地に足がつく世界のことなんか
大したことはない

どんとこい!

羽黒山伏星のさんのいう

受けたもう!

すべての宇宙の色が無限に溶け合って
生きている
動いている

動くこと
そこに独り旅をすること
人とは群れない

初めて星野さんに会い
僕の写真を一眼みたときに

なんだか俺たちと同じことしてるね〜

とおっしゃっていた

山の修行者

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