人は器

僕の古武道の師匠
幾多の死線を超えたえきた

土居清
先祖は四国の松山の侍

幼い頃
近所の寺の道場を覗いていると
坊主入れ!と

和尚さんが呼び
やってみたいのか?

うん
でも・・・・

お金はいらないから

それから始まった厳しい修行

はじめの6年間は(6種類の型)6本の振りのみ
刃筋を立てろ!

防具もないから耳を切られ鼓膜が破れたまま

和尚さんは剣の達人で王伝という位を持っていた
あらゆる刀の流派を取り入れ
速く無駄なく相手を切り倒す術を研究し鍛錬したそうだ

そう上の師匠は木こりをしていたそうだ

当時土居の師匠が確か40代

やがて月日が流れ

師匠は水面の月を切れた

俺は切れなかった

師匠にできなかったのが
家の軒下に落ちる雨の水滴を
切れた小tろくらいか・・・

懐かしそうに
遠くを見つめポツリ ポツリ

当時の景色と
師匠の時間を見ていた

2人でな
一度四国を離れたな
その寺の師匠にな見てもらった

そうしたらな

よし!頑張ったな。

お前は皆伝だ
と言われてな

・・・・・
冬も外でな稽古して
学校始まる前に3000本
帰ってまた寺で3000本な
やらないと、見破られ
ぶっ叩かれた


子供の頃から
坐禅してな

懐かしいな・・・・

優しさと
憂いに満ちた人柄

子供たちへ勇気を持ち
間違ったことは違うと
言える、今の政治家にはない
人としてな

・・・・
自由自在

融通無碍だな

さっ
稽古するか・・・・・

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