伊賀の山にも1年に1度だけ
櫻が咲くこのしだれ桜は今年で350回を越えたようだ
伊賀の赤目48瀧を護る
赤目不動を祀る古刹で
現在の住職で34代目という
巨大なクスの御神木のうっそうとした敷地には
熊野から分けられた津島神社と
藤堂藩と阿弥陀観音を祀る社がある
伝承と言い伝えが1300年も伝わってきたこの延寿院
不動明王と赤目の牛が現れてから
この1300年間の幾億人の祈りが染み込んだこの地
人の命は儚いもので
光陰矢の如し
この数年松本篤明住職が櫻に感謝を捧げる法要の祈りの儀礼を
この地の津島神社の滝野宮司、三重修験道会の松林さんの3人を主に
神仏習合の時代を改めて再現している
神様やこの土地も櫻も
昔の普通の状態を待ち望んでいるに違いない
ちなみに手水の櫻は敷地内の別な櫻です