日々断言

断言する。私は写真家ではない。
1枚の写真は嘘をつけないと知った。
死ぬ可能性のある場に身を通じなければ
その真髄も自分が何者なのかもわからないと感じた。

天然の地球の、のっぴきならない場で、全てを捨てて体から教わる
身を以て体験を重ねていくと、やがて心を以って腑に落ちていく

さらにその2つの経験に体験を重ねて幾重にも広がる験を繰り返し
修めることを修験という。

山伏から山伏にならないか?
いや、私は海伏だと気づいた

太陽光線は宇宙から地球に約8分19秒後に来ているらしい
つまり、我々が見ている太陽は過去の姿であり、見ているのは太陽そのもではなく
続々と届く動く光の束を見ているにすぎず。見ていると思った物は見ていない訳だ。

波は波動で1つの固定された物ではなく、生きている。
常に動き、水素分子が、目には見えない細かさとスピードで
くっついては離れる動きの一部を波と呼ぶにすぎない

つまり波も太陽も人間の目では少し遅れた残像を見ている訳だ
影は光が作り、影も光の後についてくる。
光にも影がある

波は光の影だ
そんな影を1枚に残せているに過ぎない

射抜くような光陰が走り、宇宙の他の星や
地球の森羅万象と人の心の内を垣根なく照らす

目には見えない現象や頬を撫でる海風に畏怖を感じ心を寄り添うと
自然に人や物にではない、この宇宙の正心の信仰心が育まれていく

ないものに美意識を観、海の方丈で在るものを楽しむ
先人たちの叡智と彼らが胸をたむけた時間を探している

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