2021.06.19 (Sat) 人は器 アメリカ車のレジェンド 安江武士古 大好きだったオヤジ 安江武士古 ある日、家族にちょいと行ってくるわ と1年グアムに渡った 帰国後、若い頃から顔を出していた大好きな車屋さんの縁で いきなり環八沿いにアメリカの4輪駆動車やジープを扱う お店をひらく お父さんは、ジャーナリストで 花道家で器や様々なジャンルを知り尽くした文化人 そんなお父さんの器や本も、キョウチャン好きなの持っていきなよ と形見分け お店の名前プチは 字画的にフランス語のプチ(少しだけ)をつけルトいいと オヤジの名前の武士古は 古武士のように生きろと命名 どこまでも情緒と優しさに包まれた方 お会いしたかった。 始まりは1台の車 白いトラックのキャデラックと言われた 日本人には考えも届かない 自由な国アメリカの乗用車の構造で荷台がある 美しいシェイプ シボレーエルカミーノ ハワイでもよく見かけたが 最終は87年、ノーマルな車は是絶滅寸前 湾曲した荷台と運転席のガラス ロングボディーに5000ccあるが 車の挙動とエンジンの圧力を感じるアクセル 優しく繋げば、スーッと伸びて燃費は高速で10キロ近い こいつは保安官が乗ってた車でね カリフォルニアのオレンジカウンティーからきたんだぜ 甥っ子がその後譲り受けて17年乾いた 海辺を走ったんだな〜 とオヤジ 車は自由な馬だ ドアの下、ボディーの乗り降りする部分には にはフィッシャーという幌馬車の絵の銀のステップ 幌馬車メーカーらしい インディアンを迫害したアメリカ人は嫌いだが デトロイトや各地で生まれた車メーカのスタイルは 80年代まではカラーリングやスタイルに絶妙な 美的バランスがある メンテナンスもしやすく単純だ 結局1台目は 波の帰り完全に寝て横転して数ヶ月で廃車 ここまで綺麗に逆さまになった車は 初めて見たと警察官 ひっくり返すし 身内のお前には売りたくね〜な と言われつつ同じ車を分けてもらう 飽きたら戻してもらう約束で 知り合いに方が今は乗ってます 今は仲良しの息子さんがオヤジに魂の後を紡ぎ 相変わらず、アメリカで探し当てた 大人な状態の綺麗なアメ車を販売 ぜひ! 城南ジーププチ 目黒通りの玉川の突き当たりで 子供の宝箱のようなお店を開いています 車は馬のようだ 乗り味に個性を秘めて、自由で心を時はなつ 杏ちゃん アメ車はおもちゃだよ 満面の笑顔で話すオヤジに また会いたい 1台の車がつなぐ縁と自由