織部さん、蕭白さん

京都は織部時
古田織部が1603年に建立した菩提寺
お墓のお骨は大徳寺 玉林庵(現三玄院)

おそらく徳川にうとまれ、嫌疑の末
みな切腹させられた

織部重然 享年72歳
長男重嗣
次男、3男共に

彼らの死を悲しみ4男も墓前で切腹

利休の弟子となる前には
藪内剣内に茶道を学び

わびさびを吸収し
独特な器や
絵や紋様を茶碗や器に描き

茶室で様々な料理を出し共に食し
楽しむ
懐石の始まりとも

そんな織部さんのお墓もある
興聖寺に山居ならぬ海居が

坐禅瞑想の100畳の方丈で
この蒼いあめに打たれる

自然という言葉の前からあった海と風と
宇宙からの光に包まれる

江戸時代の画家
曽我蕭白さんのお墓もある
代々斬新な芸術家の眠る場

400年後に現れた青い波

襖絵は残り続け
 
京都に海鳴りがこだまする

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