足跡

4歳からスキーを始め
爺様の運転する、プリンスワゴンの屋根に荷物をつけ
鉄のチェーンを巻いた、あの金属音は懐かしい

両足を何度も骨折し
大迷惑ののち

1から基礎を学び
高校生たちに御苗代でスキーを教え
自らも日赤の雪上安全(スキーパトロール)の資格を所得

海の大事故は即座にあの世
雪山の事故の経験が海で生きている

海は手強い
地に足もつかず
サメも毒の生き物や
風や潮流も一瞬にして命を危ぶまれる

そう思えば
スキーやスノボーは自分のペースで休憩できる

しかし雪山は行く気にならない
山際淳一さんのアルピニストの死という本は
怖かった。

雪山から戻らなかったクライマーたちの記録

自然をなめてはいけない
人間には適度な自然の怖さに
触れ続ける日常が全てを丸くすると思う

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