ファイヤーキングカフェで
昨年仙人に急に
先生〜
とお声をかけていただきました
見るからに
人生の浮き沈みと喜怒哀楽が染み込んだ
優しげな仙人こそ
東大の教授で都市計画立案のプロ
寺西ひろふみ 先生
が
小さな声で
「この間
あのね」
「いいもの見せてあげる!」
と
嬉しそうに
まるで
飼ってはいけないメジロを
捕まえちゃった〜
風に
チラリ
えっ?
凄い達筆で
力強い精神的に強い意志の強い文字
「なんですか先生これは?」
「御成敗式目」!
歴史の時間に聞いたような・・・・
「本物のコピーだけどね」
あれ?
神社?と書いてありますね〜
そして驚いた!
神仏を尊び祭礼の繋がりを大切にしていくと
しぜんに個々の人間世界の霊験が行き届き
幸せになると事が大切だと788年前の侍は後世に残した
1232年鎌倉武士北条泰時と叔父時房らと書かれた
51の内容が御成敗式目
これは何かの資料に沿ったものでもない
従者が主人に忠をつくし
子供が親に孝をつくすように
人の心を正直に尊び
曲ったものを捨てた平凡な道理に
基づいて制定したものであると
第1条
神社を修理し祭りを大切にすること
神を敬うことにより
霊験があらたかになり
神社を修理し祭礼を盛んにすることはとても大切である
そうすることにより
人々が幸せになるからである
また供物は絶やさず、古来からの祭りや慣習を疎かにしてはならない
関東御分国にある国衙領(こくがりょう)や荘園の地頭と神主は
この事をよく理解しなければならない
神社を修理するさいは領地を持つ神社は小さな修理は
自分たちで行い、手に負えない修理は幕府に報告し
内容を調べ良い方法を取る事
第2
寺や塔を修理し、僧侶としての務めをおこなう事
僧侶は寺や塔の管理を正しく行い
日々のおつとめに励む事
寺も神社も人々が敬うべきものであり
建物の修理とおつとめをおろそかにせず
後々非難されるような事があってはならない
また、寺のものを勝手に
使ったり、おつとめを果たさない僧侶は直ちに寺から追放する事
こうした
道義の制定と先人の心が
戦災で焼けるまでの奈良、京都や鎌倉をはじめ各地の
寺や神社を、作法も物語もむかしのまま
維持されてきたのが
現代の観光地でもある寺社である
こんな時期こそ改めて
物質や過剰なジャンクな情報が何の意味があるのやら
感じる
今の日本人に大切な事だと思う
それを守り抜いた方々がいたのだが