無心

水の中は別な国にいるようだ

何が写っているのかは
後のお楽しみ

両目で見た瞬間に
考えないで押す

考えると
しゃしんやは絵をつくりたがる

あーしてやろう
こーしよう
昨今は写した後迄もパソコンで色をのせたり
いい所だけ切ったり、消したり
いじりたおす

カメラ1台フィルムをつめて
押す!気魂がない

あとでどうにでもなるから

撮り方も変わっている気がする

学校や
先生のお手本の写真や
同じ風景を三脚を立てて
パチリと写したら

生きた写真ではない

商品を撮るなら別だが

写真はその持ち運べる機動力で
共に被写体に近づいてい押す

出来るかぎり
瞬時に押す

迷い無し

少し先で自分とカメラと生きた被写体の
風が合わさる場所へ
カメラと動いて行く

この感覚は
波も人も同じだと僕は感じます

少し先を押す
迷いも入り込めない無の境地

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