タクシー
タクシーは以外にもすぐに
空港に横付けされたタクシーのドライバーたちは
カートを押す姿を見るなり
俺たちの車じゃはいらないから
あの車へと教えてくた
ドライバー僕を見ると何人?
1人です
これ1人で運んで来たの?
と
イスをたおし
荷物のスペースを作り
ふーふーいいながら
ベンツに積んでくれた
約1時間夕陽のさす
田舎の道を走りながら色々話をした
高速アウトバーンも使えるけど
10分もかわらない
好きな方でいくよと
じゃ下の道でのんびりでいいですか?
ドライバーはマーティン
見るからにいい人なおじさん
「先祖はミュンヘンで本の製本をしていてね
戦争でミュンヘンも大変で田舎に移り
お父さんが又、故郷のミュンヘンに仕事を探しながら
戻って来たんだ
お父さんは工場で働いてね
でも
写真展に日本から来たなんて
凄いね〜
ようこそドイツへ来てくれました」
「荷物凄いから
もし会場に運べるならこのまま
一緒に箱んであげるけど」
と
でも設置は明日で会場も空いてないし
置く場所もないと思うから
ありがとうね
と
夕陽の差し込む暖かな車内
異国の地で見知らぬ方の真心に
景色も又違って見えた