生い立ち1
グーグルアースで探してここに来た
泳ぎ始めた頃、傾いた丸い地球儀を見ては憧れた南の島々
ここは恐ろしい川の交差する
荒磯だ
地元のボーダーに聞いて
出る場所
戻る場所を聞いた
どこからはいるの?
「ここからジャンプイン!さ」
ここ?
どこからもどるの?
「ここ」
ここ?
ここはボードがないと無理だな〜
あの大と地続きなこの海底
海の中にも当然山がある
子供の頃、落ちたらあがれないコンクリートで固められ、放射熱でゆだった
恐ろしく汚れた運河と東京湾と
不思議な事に、この海水でつながる美しい南の島々に憧れた
ヤシの実を飲んでみたかった
珊瑚礁の図鑑の魚をこの目で見たかった
1974年頃の4〜5歳から,真鶴の海や、山口県の無人島で透明な水を知った
祖父や父や叔父に連れられたので
ガイドがいた
今、都会の夏の子供達の環境や、教育環境は人形焼き状態だ
塩素とペンキで青く塗った人工ルプールがいけないとは
言わないが
練習したら早いうちに波にもまれたらいい
海や川が好きで
同時に持つ恐ろしさを知り
頭ではなく体感と体験で挑む子供を
見てくれる大人が必要かもしれない
来年は葉山でそうした
競技とは無縁な
生きる術と,自由で優美な人生を
地球から知るプログラムをやれたらと
思う
最初はガイドが必要だ
そのうち自分が自分のガイドになる
ナビや地球の歩き方なんか捨てて
感覚的な野生を取り戻せ