ISHIMURO Jinjya at South IZU Irouzaki & Jinja Master
南伊豆は石廊崎の突端
石室神社
このかたは
代々この断崖の海の洞窟の宮司をされている
30年間も伊豆の白浜神社でお祈りの行をされ
今は彼のおじいさんが宮司だった
この地へ
この海へ
毎日通う
若い頃、ある木曽の御岳山の行者に
「君は格子窓のある洞窟にような場にいるのが見える」
と言われ
その事を忘れ
それから40年後
この格子窓のある岩屋の神社にいると気づいた
と
いろんな仕事をし,様々な事が起き
結局ここに戻されてきたのだと知った
と話されていた
日本に地球へ地球の存在の全てへ
祈りを粛々と繋ぐ人がいる
自分の為でも
お金の為ではない
スーパーにならんだ魚を買う為でもなく
そこにずっとたたずみ
そこで様々な神様へ感謝を捧げる日々
様々な伝説と伝承が生き
忍者の祖「役の行者」を祀る
潮風が吹き付ける静かな遥拝所である
しかし現実では
観光協会が恋愛成就の紙とプロパンガンだをした成果で
明治時代からの文化財の社は
身勝手で心ない馬鹿者達に、名前を落書きされ、彫られている
当然住所は書いてないから
監視カメラをおくしかないと
カップルは夜な夜な
宮司さんが帰った後に来ては
落書きをこっそりするらしい
あの岩山は
結界であり神様であるのだが
その上に登りピースでパチりと
やる人も数多くいると聞く
どうしたもんか
恐ろしい話しだ
恐れをしらない
地球や海に山に礼儀をしらない
人々で汚染されている日本
人間様がこの地球の主従者で
寒さや雨やそんな自然な地球の当たり前の怖さを
遠ざける町の暮らしで
教わらなくともわかるはずだった数々が
毎日、毎年失われて
しぼんで行く人間達
都会の道や公園もいまや
ゴミ捨て場だ
過剰にアスファルトで整備され
地球を感じない暮らしのおかげで
地球から心が離れ
自然の力をあなどった
身勝手な大人が
見えないところで
ゴミを置いている
オリンピックの金のため
高度成長期に
江戸の川を暗渠にし
高速を安易に造った国
地球への感謝も忘れ
人工物の世界で植木を植えた箱庭で
生きたふりをしている我々