質疑応答

「どうやって?
撮ってるのですか?」
巻かれようがなんだろうが
ひたすら息を止めて肺に水が来ないように泳いでます
すみません
体と心を落ち着かせて体操をします
海岸でお祈りをします
忘れ物がないか最後の確認します
カメラの防水ケースの閉め具合を見ます
沖まで600~700m泳ぎます
鮫がこないか?バラクーダがいないか?
泳ぎながら足下や四方をみます
波の際から徐々に崩れるポイントへ水面移動します
片手でカメラを握り巻き付けているので
左手と両足で疲労しないようにゆっくり泳ぎます
流されていないか?遠くの山や海底の珊瑚の位置で確かめ
常に鮫がいないか?産卵中のイソモンガラやウミヘビ、バラクーダがいないか
見ます
立ち泳ぎで水面をよ〜くみながら,数十メートル先から迫る波が爆発し
崩れそうな場所へダッシュで泳いで移動します
波の崩れる前に水中へ潜り(ジャックナイフ)しながら勢いを殺さないよう回転し
体制をコントロールしながら水中で波をよく見ます
まだ撮りません
崩れさせて逃げながら目で見てここだ!と感じた瞬間に押す
けっして目から頭に情報はいれません
ファインダーは一切見ません
見ると人間臭い人為や作為がはいるので見ません
でもたまにフィルムを入れ忘れたり、うまく巻けていない時もあります
「どうするんですか?」
くよくよしない,怒らない!自分の冷静さがかけた。と言いながら
泳いで戻り,また来ます
この写真は崩れ去る水面の動きを撮りたくて
時間をずらして撮りました
「あれ?酸素ボンベはないのですか?」
ないです。
「ちかくに誰か助けてくれる人はいるのですか?」
遠すぎていません。
「死んだことはありませんか?」
う〜ん、少し。
死ぬ寸前はパニックと筋肉に乳酸がたまり固くなり動かなくなり
精神面では、苦しさから楽な方ににげるため
自ら泳ぐのをやめてしまします
人間には2つの自分がいます
強い自分と
弱い自分です
選ぶのは自分自身です
どんな困難でも
スイッチもチャンネルも自分で変えられます
間違いありません
テレビに御主演の政治家せんせのように
記憶にありませんなんて言えません
嘘が無い世界ですから。
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