夜の語り(修行僧 望月別当さん)
望月別当さんの優しい語りは
静かな夜のお堂の隅々へ流れた。
長いですが,素晴らしいのでそのまま載せます
「皆様お足を楽にして結構ですので
どうぞ楽にしてお聞きください」
多分皆様、明日の朝の御来光を楽しみにしてきてる方も多いのでないかと思うのですが
明日は丁度お彼岸の中日になる訳ですが
年に2度だけ朝陽が,御来光が9/23と3/21に
富士山の頂上から出て
丁度このお社の七面様を通って
出雲大社を通り、霊鷲山にいく
レイラインと言われいるのですが
その光の道が年に2回だけ行われます
ここは700年前に建てられた建物ですので」
どうしてこういう事が出来たのかはわからないのですが
おそらくここには、大きな信仰があったから出来たのだと思います
この七面大明神様は
実は日蓮上人様の法華経感
お題目の信仰
それによって成仏できた神様(女性の龍神)と言われています
この横の一の池に住んでいらっしゃったと言われて
お弟子様が717年前の9/18か19日に
ここにお社が建てられられました
その七面大明神様のご縁のお題目の信仰を
なさる方を守ってくださる神様で
法華経の行者応護 末法総鎮守(ほけきょうのぎょうじゃ まっぽう おうご そうちんしゅ)
と申します
「まっぽう」というのはお釈迦様の教えを信じなくなった人々が増えた時代を申します
その「まっぽう」の時代を護ってくださる神様でございますから
皆様方このご開帳を受けてられて、お姿を拝して下ったのですが
右手に鍵をお持ちだったと思います
左手に宝珠をお持ちでございます
右手の鍵で皆様方の心を開けて頂いて
左手で新しい命,魂を授けてくださる
それが七面様のお姿でございます
この七面様の参道50丁を登るという事は
何かご縁が無ければ登る事は、なかなか出来ないと思います
え〜御上人様のご縁があってのお導きがあってとか
何か御来光のご縁があってとか
何か不思議な事があったりとか
何かなければこの山は登っていただけない
そにには見えないものへの信仰がでてまいります
ご縁があって登らせて頂いた
皆様方でもしご体調が,今日、悪ければ、御逢いできなかったかもしれません
又健康で五体満足で日々過ごして頂いたからこそ、このお山で御逢いできました
途中でもし何かあったら御逢いできなかったかもしれません
私たちはその事を忘れがちでございます
よくこれを六根清浄と申すんですが
この自分の目、鼻、口、耳 6根あります
この目というのは
人の事はよく見えるんです
自分の事は全く見る事は出来ません
自分の心はよくわかりません
そこで日蓮上人が南無妙法蓮華経という良薬を残してくださいました
法華経を集約して,苦労して苦労してお薬を残してくださいました
このお題目を唱えていれば,七面様が護ってくださるといわれています
皆様方が病院にいって先生から薬を頂くと、病気は治ってしまいます
薬の中身は皆さん知りません
わかりません
このお題目の薬というのは
ありがたい薬です
この薬の中身はわからくても
これを信じて日々過ごして頂ければ
必ず救われると言う事になるわけでございます
今日皆様方ここにご縁があって
来てくだっさた皆様方です
よくぞ今日この時に、本当に
偶然かも知れませんが、奇跡でございます
一生あえなかったかもしれません
どうぞその事を胸に刻んで頂いて
今夜一晩いい御修行をして頂ければありがたいと思います
我が命
我のものならず
天よりも降らず
地より湧きです
ありがたき父、母の御身を分けたるこの身なり
この身を使わさせて頂き
一日一日を一生の思いにもなして
強く、正しく生きる事を・・・・
どうぞ皆様がた
今私たちが生きているのは
遠〜い過去から命を頂いている事でございます
その日々その事を胸にしながら
過ごして頂ければありがたく
またどうぞ皆様また、元気なうちに
またこのお山にお登り頂ますこと
お願い申し上げましてご挨拶とさせて頂きます
本日は大変ありがとうございました
皆さんありがとうございました
静かな山寺がし〜んとした
素晴らしいな〜
望月別当さんの,声優のような声と間は
その場でないとわからないが
人生でここを知らないともったいない
七面山 敬慎院 参籠所
どなたでも泊まれます
一泊2食付き 6400円
朝晩のおつとめのお経は圧巻
部屋は海外の旅宿バックパッカーで言うところの
「ド〜ム」です
二菜一汁
動物,魚類、缶詰などの生ぐさもの持ち込み禁止です。
持ち物
着替えと歯ブラシ類,タオル
風呂は石けん禁止
雨具もいれて山の格好で
山靴で登山してください。
駐車場は麓に数カ所あります。無料です
あまり教えるとつまらないのでご自身で
山寺の旅を満喫してください!