iga Enjyuin 伊賀滝寺
赤目不動、役行者、津島神社、阿弥陀如来等を祀る神仏習合を保つ貴重な場。
天台宗延寿院
聞けば法華経を背負い全国の社寺を旅し、情報収集をした
修験者で忍でもあった滝衆の基地
羽黒修験の大先達であり大天狗、星野さんのおっしゃっていたように
神仏習合こそが日本に最も自然な姿なのだと改めて思います。
長いごくあたりまえの日常で生まれた民間信仰であり、山や祖霊や自然を敬う(経験を修める)修験の心の時間がこの場を通じ生きています。
室町時代の納経書には湯殿山も記されていましたので、ここから羽黒へ向かった滝衆(修験者)がいた事実もここで読む事ができます。
忍術にも羽黒流という流派もあり
日本全国に山伏と忍のネットワークがあったことを改めて知りました。
ここもそんな神仏習合を守り抜く貴重な時間が漂います
ぜひ人生に一度は、山形羽黒山とここ伊賀へ
ご縁があればぜひおいでください。
素晴らしい山と瀧の秘境で、
言葉はいらない大切な時間が観えてきます。
自然という言葉は明治政府が
ネイチャーにあてた あて字 禅の「自然」「じねん」を
「しぜん」とよばせた俗語です。
皮肉な事に今ではまったく不自然な話ですが、まだまだアウトドアブランドと読んでる次第
自然ってどこ?アウトドア?ってなんだろ?
そんな言葉を越えた時間こそ,自然であり
その何かを、古来より脈々と祈り紡いできた男達が、山伏です。
見えない世界こそ, 観得る時間があります。
海も山も同じく、だまって自分の足で行けばきっと
それぞれの人生の、忘れた大切なパズルがみつかると信じてやみません。
思い立ったら旅へ