おし寄せる
古武道とは呼吸と間
体の短所,長所を自然にいなす
流れであろうか?
今世紀の最悪な発明はプラスチックと放射能
今や地球にとける事も無く日々、海洋を山を汚染し続けている
物も無い時代
命がかかったやり取りに
生まれた術
波の中でも
意識しているのは指先の動き
と水流に指先や体が垂直にあたるようにする
0度
空から見て波に対しては必ず90度
間に合わない場合は
ひねり込んで90度にする
頭と首の使い方が大事で
頭が波を抜ければ
自然に腰はついて来る
腰が波から抜ければ
なんとかなる
だから
泳いでいるのは上半身だけで
足は推進力とオットセイのようにカジのように使う
大波で身を以て知ったのは
腰と背骨の線がズレると
完全に逃げ後れ
巻き込まれる
そこで大事なのは心
怖いのだが
怖さを捨てる
巻かれる!だめかも!
と考えると必ず波にやられる
気持ちが負けると
体がうまく使えない
空手の呼吸と気にも通ずるのかもしれない
海で礼をし
礼で終わる
祝詞を捧げ
九字切りをする
あらゆる失礼や
現世の常識を捨てる
すると水中で
崩れる波を待って
受けとめられる
この数秒後波が落ちて来る
から首が折れないように
首を曲げて逃げる
首のムチウチは後ろから追突
前からはならない
とにかく波に巻かれたら
首を丸める
生きるか死ぬか
のっぴきならない
状況と何トンもの水を
ある線でかわしながらパチリ!
見えない線を観る
これが波の裏側の醍醐味と極意
波は来たら陸地に退く事はない
どんな大波にも、正面から向かう
それ以外に生きる道はない
のだから
夏のファイヤーキングカフェの個展は
どの写真にしようか?
と
楽しみは脈々とおしよせる
同時に
数百年後この美しい海が絶滅し
昔の人はこんな美しい海を撮っていたよ
と、青い海を知らない未来の先生が
教科書で子供達に教える時代が来ない事を祈る