地に足がついた時

海岸に帰る事を常に考える
海岸に帰れる事を常に願う

冷えきった体が足がつく所まで戻ると
初めて地球の重力を感じ、俺は人間なんだと知る
改めて海は異界で人間の住む世界ではないと感じる

地球の怖さを体で知る
言葉や理屈を超えた部分で
人は大切な事を知る

電気と過情報にまみれた地球で

地球をぐるっと太古から旅をしてきた音も風もない場にいれば
誰だって地球を自然に馬鹿にする



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