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カネオヘの友人宅へ泊めてもらった
12年前フィジーの乗り継ぎをを待つ5時間
当時は何もないタイルばりの空港を
うろつくボディーボーダー達に会った
旅は不思議なもので、偶然にも日程もこれから行く小島も同じで
以来彼らの住むハワイ、日本、サモア諸島、インドネシアで
それこそ波にあわせて会ってきた
サイズは6ftパイプラインでも久々の波に皆チャージ
そんななかボディーサーフィンをする人々
海から戻った彼らは満足感に満ちている
海は心身を僅かな時間で浄化してくれる場だ
山とは違い、泳げなくてはいけない
刻々と変わる海に自分を重ね,自分の身の丈で戻る
山で初心者なら休憩も,歩幅を緩めることも出来るが
海は必ず戻らなくてはいけない、食べる事も飲む事もできない
体温の低下と、妙な胸騒ぎが
ここは地球のもう1つの世界で
永くいられる場ではない事を知らせてくれる
だからこそ人はその僅かな儚さと
厳しくも美しい波間に、身も心をゆだねる時間が必要だと知っている
僕もこれから海へ