箱寿司
地球は語りかけるなんて
恩着せがましいものはない
人がいるずっと前から、地球のリズムでただあるだけだ
魚や、動物、木々が絶妙な配置ができていて
雨がふり海へ注ぎ、また空から山へ
ものすごい循環が自然に出来てきた事に、驚くべきだろう
地球と名付けた所詮限られた水槽で生きてる
今やモーターをまわし、フィルターをつけて生きているようだ
このまま汚染が進み、淀んだ青くない空と海、山の水も飲めなくなるまで
何もわからないのだろうか?
電気の流れるコンクリートの蟻塚に住み
電気の車、電車に詰め込まれる町の人
ビルで空も見えない
動物も魚もよりつかない町が増えていく
地球の音も、温度も暗さも忘れ
心がギスギスしながら
植木鉢を部屋に置き、潜在的な緑に救いを求める人々
バランスを取り戻すため
今や人は 変な言葉「アウトドア」ウエアを買い込み、野山や海へ行く
そもそも全部アウトドアだから、うまく名前をつけたものだ
地球はありのまま
嘘もない、飾らない光と影である
誰かが書いたような模様の魚が海にいるように
知らない事だらけでいいのだ
美しさに限度もなければ、厳しさににも限度はない
無味無色
ただあるだけだから、人や科学者の考えで
子供達を四角い箱庭で競争させ、頭だけ良くしないでおくれ
そんな世界に独り身を置き続ければ
きっと人は恐ろしくてゴミを海に捨てれない
自然と環境保護団体にとやかく言われなくとも、パンダに募金をしなくても
正しい事しかしないだろう
きっと正しいという言葉もいらないのだから
そこに立ち、自分で気づく事がなによりも一生忘れない
打ち寄せるギフトになる
それがホピ族の言う第一の世界トクペラだったのかもしれない
まづい事にこうして僕もこんな時間に、電気仕掛けの機械で書いている