赤目48瀧
三重の修験者による
年に1度の瀧開き
その準備を数日前から執り行なう
結界をつくり
護摩だんをつくり
東西南北に飾る、それぞれを護る神々の梵字も
全て手作りである
ホウキュウと呼ぶ弓矢にも
祝い結びをするのだが
若者には難しい
あらゆるできる限りの
祈りの作法を尽くすため
彼らは淡々と動き
神様をここに呼び
こおから還す
四方の天空に矢を放ち
悪を破壊する訳だが
世界の平和と
人々の幸せ
を
地球がまだまだ,健全だった
自然という言葉が作られる前から
道教、密教、神道など様々な道が溶け合い
完成され自然発生した所作行為が
修験道である
法螺貝は海の物を山でこだまさせ
海に還す、命の循環を表す
チベット、ニュージーランド、タヒチなど
逢う事もなかった大昔から
ネイティブな先人達が不思議と同じ行為で
吹かれてきた様々な貝の音色
美しい地球をまえに
感じる事は同じな訳です
が
今の我々は天然の魚がいなくなったように
天然の地球を知らない子供達が増え
埋めもどせないその距離が日々
地球への畏敬や感謝を忘れさせていく
彼らの様な純粋な
修験者も絶滅危惧種です