微細な一粒
学校の目の前は海
人工物のない世界は美しいにきまってる。
自然な音が心地いいにきまってる。
誰かが作為を持って作った音は、一日中聞いたら飽きるわけだ。
景色の中で唯一小舟が木から、FRPになった。
何も無いのではない、これがあるべき姿と本来の音。
村人も鳥も魚も、子供の時と変わらない景色の中を生きては死ぬ。
珊瑚はやがて砂になり、マンゴーの木はぐんぐん伸びていくだけだ。
そこに
その場で
必要な生命が密接に,生まれては、その時間を終えていく自然な姿がここにある
死もここでは大切な意味を保ちながら、風景を形どり未来を生きる
音も自然のものだけの摩擦で生まれる,真空なら音が無いのだか、ここ地球には
波動や振動を受けるべく,水と空気が満たされている。
風だってそうだ
足もとのこの砂も数億年の渡り、波に洗われ、珊瑚どうしが転がりながら出来たわけで
いわば人より昔の記憶を、波音を知っているわけだ。