やっぱり!


人生日々何が起こるやら
その日々を体験し今があり

こうしてグダグダ書いた瞬間にもう過去であるから
次の行で俺は成長してるのでしょうか?

2001年頃のハワイのパイプライン
様々な人生の憶いや想いの
あれこれを背負い

男はパイプラインだな!

独り無理矢理背中を押したあの日

初めて泳いだパイプラインで
やっぱり
この大波に飲み込まれ

さらに3回巻かれ暗黒の海へ
ヘルメットをかぶり大丈夫だったが
浅い海底の岩にあたり
足は切れ

胸にあったはずの空気は消え
瞬時に怖さが
その胸に充満した

この位置が最悪である

今なら撮らずに泳ぐが
この当時は位置がわかっていなかった

怖いのも見たさ

真実の飾りも容赦もない
波動に死の線を垣間みた

大事な1枚

やはり当時はこれが普通だったフィルム
自分で詰めて36枚にかけたフィルムはいいものだと
15年後に知る

お気軽な気持ちになる
デジタルとは違い

あの限られた枚数とIsoやら
頭が変になる露出の兼ね合いを
イメージした日々

気道が閉まり意識が薄れる程
溺れた翌日ここに来た
この日

人智を越えた凄みある未体験の恐怖は

自分の中にあるのか?
それとも外から来た者か?

そんな事を独り
見知らぬ3人でシェアする木の宿に戻り
考えた

怖さがいけないのか?
波の位置なのか?
あの波をくぐり抜けるには?
どういう訓練がいあるのか?

考えたらキリがない
のが思考とちっぽけな頭

前へ?

いや違う

右へ
左へ
水の中へ
斜めへ

決めたら迷わず
腰抜けにならないように
軸を保ち大胆に踏み込む事

いや
ふみ泳ぐ事

らしい
です

色々な困難や
迷いがあるから
いいのです

そんな15年前の俺

でもやっぱり
こうしたい!

やっぱり
行ってみたい!

このやっぱりは
自分だけの予感です

ぜひ
そのやっぱりに身を任るのも一興

なんだって
やってみる事

溺れ続て15年
なんとか生きてます

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