朱印


薄暗い闇からの光を待っている

本当に太陽はくるのか?

祝詞をささげ
九字きりをした

やがて水平線から線香花火のような光が
水面を蛇行しながら伸びて来た!
暖かさまでも感じる光
光が含むエナジー
光も何かを記憶し生きているようだ

そして恐るべし波
どこまでも美しく
嘘も手加減もない純粋な海

昨夜迄の強風がやみ
雲が消え

水平線から現れた御来光の
朱光の波の中にいた
あの7面山の山頂の山寺での感覚と同じく
まるで御朱印を全身に押されたようだ

来夏のファイヤーキングカフェの個展は
これでいきます。

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