隙間から
この周辺を鎮護してきた竜宮の神様へ参拝し
人もまばらな海へ
いづこから届く波動を水中から見るひと時は
本当に時間を忘れる
ファインダーは見ないで
感覚で押す事にしている
見て押したら
絵を作り
作為の入った
きな臭い写真になるのは明瞭だ
水中で水を感じ
命を感じ
見て感じ
音で感じ
温度を感じ
波の隙間で
闇を知り
光を探す
誰もが見て感じて
頭に入れて
構図を決めて
人差し指でパチリと押すと
どうしたって
一瞬の光陰は永遠に知らないままでいる
フォトグラファー
カメラマン
なんていい加減な商売である
試験も何も無く
免状も無く
言ってしまえば誰でもカメラマン
だが
写った1枚に
何かが潜んでいる写真は
見た者の心をつかまえる訳だ
それが何かを知りたくて
自分が本当にいいなと感じる1枚を探し続けている
旅は終わらない
自由であれ
テレビもコンビニもない世界で
好きな時間をたくさん過し
静かな好きな場所で目をつむる
誰だって
自然に気づく
忘れていた
僅かな光がまっている
お〜寒い
回転して久々に水中で酔った
どこかの温泉へいこう