風は椰子の葉をさらさらと音を奏で
この静かな小さな孤島を包みながら、作為の無い色で染める。
僅かな時。僅かな今。
ここに来なければ知らないままでいたであろう。
この潮を含んだ冷たい風も、遥かかなたからここに来、様々な景色を見てきたのだ。
人も同じ時間を生きながら、本当の意味で生きている事を確認するため、
島から島へ旅をしているのかもしれない。
風の温度に地球の厳しさを知った。
フィジーの離島で
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