絵はがき

旅は独りで行くのがいい。
様々な困難や不安以上の喜びが必ず待っているものだ。
考え、迷っていれば、それは行け!というサイン。
2002年、防水ケースを作り、右も左も見えないまま、ノースショアへ泳ぎでた。
危険きわまりない波へ生身でいく恐ろしさに、生きるすべを全身全霊で感じとるように
なった。
今迄知っていた怖い思いの、「遥か彼方の怖い」がここにはあった。
だから、やがて古来から人々が行ってきた、ありのままの地球と太陽への、感謝と祈りへと自然になっていく。
どこかのおひげのおじさんや誰かを拝み倒すのではないのだ。
間違ったジャンクな東京にあのままいたら、見る事も、この水の動きも、味もわからずにいた。
もっと早くきたかったとよく思うが、今来たから、そう思えるのだ。
旅は連なる波の様に、人々を魅了し続ける。
積み重ねられていく、自身の絵はがきのようだもいえる。
旅へ出ただけ人は、この地球から大切な言葉や、知っていたはずの懐かしい香りを
憶い起こさせてくれる。
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