海光線

風音と波音。
唯一海に太古から響き続く歴史の音。
そして太陽。
歌声とギター音は人工的なのだが、不思議と人為的な感がしない。
作為や無理がなく、波乗りと同じく、限りなく道具がシンプルだからなのかもしれない。
もちろん歌い手の心が、そこにはなくてはいけないが・・・・
砂浜に残る人々の足跡を見ていると、足跡の数だけある、それぞれの
人生の旅路に思いを馳せる。
数ヶ月先の自分が、どこの海岸にいるのか不思議で楽しみだ。
海から戻り、またここに戻る。
人は海岸に何かを伝えに来ている・・・・
何かを知りたいと思っている・・・・
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