消えて行く時間

何かがある
と感じた訳で

理が生じ
由があとからついてくる

カメラも文字のなかった時間
その何か伝えたく
その場にとどめておきたかったから文字が生まれたように

その場に
少しでいいから
他の人々がわかりやすい
よりしろ があればいいのだと
鳥居や社が生まれた

那智大社と青岸渡寺
神仏習合の正しい日本の昔のままを
この地で伝えている
建物は大事だ
建物はコンクリートビルより昔ままがいい
という都会から来た都合のいい我々
実際に維持をするのは大変な事です

やはり時間が染み込んだ,風景に佇む建物は美しい

そんな風情と絶景と下界を見晴らす山に
2000年に渡り,数十億人の日本人に祈られ
受けつがれてきた何か

色々な地球へいってみたが
どうしても日本のような
つつしみ深く
清廉な祈りの何かが
留まる場は

この地球上に滅多に無いと知る

自然という言葉を強制される以前から
あった山々と海と瀧と川
その美しくも怖い地球の中で
感得し感じた人々の5感以上の直感で
こうした聖域が自然発生してきた日本

地球と共に?地球のわずか後に?
神様が来て?物語が作られて?
仏さん達が輸入されてきたのだろが

実は
人間がイメージした人間の形をしていない
ネイチャーの何かに絶妙でかすかすかなエナジーや
気配や波動を感じた訳でしょう

社は気持ちが持続しやすい
イメージの物体で
そのおかげで普通の僕たちも
忘れずにお参りしやすい訳です


玄人の人々が
この山や瀧にこもり修行し
極楽浄土を目指し小舟で海へ流れ
たおかげです

日本はそうした
いわゆる修行者が過去数千年に渡り
他国にくらべ抜群に多く存在し

その地球を観察し一体化する中で
抜群な感性と観える力や描くことを
錬磨し
渡来系の情報や技や密教とも
絶妙に溶け合いながら
来た今はある意味祈りの絶頂期でなくては
ならないが

電気仕掛けのジャンクな物に操られ
町の暮らしで失ってきた時間や心

怖く美しい地球を忘れた我々は
そうした畏怖や力を毎秒失っている

数千年の祈りの技のともしびを
この僅か100年で消そうとしている日本人

日本を破壊しているシロアリは日本人そのものかもしれない

それでもこうした山にも
特殊な力を持続し
特別な祈りを森羅万象へ捧げる
人々がいる事実を
忘れてはならない

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