クック諸島
マゼランにしろ、クックにしろアメリカにしろ
訪れた島を我がものにして、キリスト教を植え付けた事実
原始的な宗教という経典もルールもない、もっと純粋な祈りに近い
胸の懷いや怖さと美しさの宇宙に寄っていた昔の地球人、アボリジニ、アイヌ、ネイティブアメリカンたちを
広告的話術や力で謀い、殺戮し強制的に消し去ろうとしてきた事実
ここは岸から300m以上沖の海
ここしか波がなく、引き潮の時に現れる幻の波は
地球の上で海でトップクラスの高速な青い壁
ギリギリ逃げても必ず足先と足ひれは、水中から出てしまう
普段よりもさらに早く、感覚的に鋭く潜らないと
交わせない恐ろしくも美しい時間
人が生きている時間とは
明らかに違う周波数の世界
振動し微細な1シーン1シーン
時間はレイヤーで、幾重にも重なる透明な、水の板のようなもの
波と同じ、パラパラ漫画のような重なってくるもの
自分が昨日まで東京の街で生きたふりをしていたことに気づく
自然や海を破壊し、この怖さから遠ざける暮らしが
地球人を弱らせ、おかしな人々を増産する
裸どうぜん、片手にカメラを握り、片手で泳ぐしかない
不思議な自分を笑いつつ
己の力を直視すればするほど、研ぎすんでくる
座禅や瞑想に近いのだと思う
静かに身を置くこととは、真逆の高速な未体験な波動の時間に身を投じるのだが
結局は同じ場所にたどり着く
全てを捨てて、簡素な道具で海に打たれ
波の周波数をくぐり抜ける、胸から湧き出る幸せかんと生き甲斐
大切な約束は宗教や教科書にはない