Gegu Ise jingu


生涯に1度はお伊勢参りを
と願われてきた
ほんの140年前

今では、交通網の過剰なスピードと
自然の破壊で数時間で行かれる事実

同時に過剰な情報網で
観光客は増えたが
本当の意味での参拝者は
昔に比べ減った訳です

それなりの年齢の方が
手水の柄杓で口を付け水を飲み
注意すれば喉が渇いたから
と言い
参拝を前に一組づつ
真ん中に並んでしまう行列

帽子をかぶったまま
お辞儀をしてみて
願い事をする大人

来た気持ちは素晴らしいが
間違えがわからない今

本殿の写真を撮るなと言う
お役目の警備員よりも
参拝者への指導員が必要だ

早く便利に来てしまったおかげで
ゆったりとこの森と祈られてきた不思議に
畏敬というと、難しいが
相手や他人の場に
気にかける
気持ちが薄いのだろう

それでも
数千年同じ地に佇む神様の
不思議な場である事は間違いがない

この日本の秘密が
隠された森に
人々が護り
魅了された謎を
僅かでも感じたい

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