謹賀新年
本年もよろしくお願いいたします。
明けましておめでとうございますとは、言いにくい年初め
地球は生きていて、あらがうことはできない現実
海も生きていて、見ている
それが海そのものなのか?
周波数の違う同時にあるが
人の目には見えない世界なのか社会なのか分かりませんが
海とは海岸とセットで
世界中の海岸のもつ妙な感覚を感じます
泳ぐ場所は海であるが、実は海辺の陸地と
そこに動いて息づき、風により命を生んだ波と名付けた動く水
その何かを無理に知る事も、手に入れようとする事も必要ない
科学や理屈の及ばぬ時間を大切に手渡してきた、アイヌやアボリジニやネイティブアメリカン、修験者も同じ
教科書も戒律と言った、人間界のルールを宇宙と自然の風に押し付ける時点でズレていく
ある線を超えたら死ぬ
しかし
ある線に行かないと感じえない時間もある
先人たちが、風や石や川や瀧に魂なる何かが
あると自然に認識し、供物を置き、こうべを垂れ、手を合わせ、胸を寄り添い
祈ったのも当然のことだろう
誰かや仏の個性に濁らされてはいけない
時間は過去と未来がつながって動き固定されていない
写真を現像すると過去の産物のようだが
実は違う
動き、過去も未来もある
茶碗や家具じゃそうはいかないが
人や波は生きて呼吸している
常に見えない風
聞こえない色に
触れること
ビルの隙間のおしゃれな植木鉢に閉じ込められた観葉植物や
鑑賞魚の水槽から自ら出ること
海岸にたち足を水につけ
深い呼吸で音を吸い込み
美しい色彩を胸で感じる