子供の頃、一日中海の中にいたかった
澄んだ山口の無人島で魚たちを見ては、図鑑にはない
実際の動きや習性や色など
何を見ても胸が躍った
大人になったら釣り道具やか熱帯魚屋が海の仕事にをしたいと思った
網を2本持ち水中で魚を生け捕ることが生きがい
やがて防水ケースのカメラを手に波の中へ
海で死ぬ思いをしたいと思いよかった
写真の師匠の師匠ユージンスミスや一ノ瀬泰造さんの生きた戦場のように
本物の海を知りたかった
それには道具を捨てて裸で行かないと海に失礼だと感じ
水中眼鏡とダイビングのフィンで冬のノースショアで泳いだら
やっぱり溺れた
避けては通れない海の道
待ったなしの恐るべし海の力
恐るべしネガティブに引き込み、パニックになる自分
あらゆる死なない工夫もするが
基本は自分の泳力や経験と、どんな状況でも切り抜ける胸の内
潔く引くときは引く勇気
自然と呼ぶ前からある、国土や海への敬意を忘れず
泳ぐ人 跡を濁さず
海の雲、空の雲
同じだが違う
同じなのは風