菓子の匠 京都の老舗 柏屋光貞
京都に誰も知り合いがいず。お寺で公開のイベントを開く運びに、と今日から40人近い仲間や知人やお客様が足を運んでくださり、何かお返しをと京都散策しに行くと、胸に響いた美しいお店と、整然と並ぶ、一眼でただならぬ美意識の高いお菓子が白い暖簾から見えていた。
恐る恐る、お声かけし入り、ガラスの中の淡い彩りのお菓子。聞けば1年中同じお菓子だけを、その日のお菓子は、朝早く作りその日で完売するという。恐る恐る明後日までに40箱できませんか?と事情を話すと、少し間を置いて店主で職人のオヤジさんは、よっしゃ「気張らせていただきますわ」!と 紅白の箱には手書きので杏橋の文字まで。以来京都に行けば必ずよらせていただく。
ある日、朝工房に来てみてはとさそわれ、和三盆や水飴、独自の古い木型や手製の銅道具と銅の大きなボールでお菓子を繊細に大胆に、感覚的に創られていた。
約200年前に始まり、継承されてきた変わらない、美しい姿と味。同じことを生涯続江ける凄さ、たまにはね、季節のお菓子や、螺貝の形のお菓子を作りますねん。
先生
はい
実は私は山伏です
え〜
だ代々、醍醐派の山伏でして・・・・・