暗い誰もいない、昔のままの海岸には
風音と波音
風も波も同じもの
目には見えない波動
人なんかちっぽけだ
オゾンに満ちた朝の冷えた砂や海
山を風が撫でながら
美しい自然いや
宇宙美に
何億年もかけて作り上げた世界にポツンとあるのは
俺
異物だな
と
笑った
海岸のゴミを見ると
うんざりする
ビーチクリーンなんてレベルではない
結果的に漁師の廃棄した、網やブイや発泡スチロール
ペットボトルはもはや地球の海には必ずセット
子供の頃の海岸は
ここまで汚れていなかった
壊したら2度と元に戻らない景色を
安易に壊す人間
60年後この写真の景色や海も
もうなくなり
今、僕たちが明治時代から昭和の初めの
大島の写真を見て驚くのと同じようになるのだろう