フィジーの海
綺麗だったが恐ろしい聖域
海も聖域があると初めて知ったのは2002年
海の御神木はサンゴ
海にも山あり谷があり
海の底は山とつながる
極々シンプルな話
何度も巻かれ
息ができない真っ暗な沖で独り
今思えば貴重な体験だった
生き死にを独りで繰り返していた
人は地球や山河や海の強さと怖さを
無視する暮らしになり
その距離感や尊ぶ気持ちが
自然と絶滅していく
挑むのではないが
挑む強い気持ちがないと
泳いで戻れない
沖にはわら1本ない
泳ぐしかない
巻かれないように、臨機応変に
体術を使い心を強くし
体得していくしかない
水泳の球や教科書の話とは別世界
いや
これが本当の教科書だ