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6/22

クライストチャーチから車で2時間のリトルアカロアの海辺。雨の朝ペンギンやイルカも来る入り江の水はシーンと濁っていた。海岸にはゴミは1つもなく、打ち上がった太く長いホンダワラの様な海草が、北の海をおもわせる。車で牽いてきた船をおろせるように、スロープがある以外は

自然のままの静かな海岸だった。

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6/20 NZ オークランドからクライストチャーチへ

朝オーバーチャージを2万円取られた。

入国時やトランジットでは取られず、出国時にだけ取られるのは腑に落ちないが、制服をかっちりと着た女性の眼鏡の奥の意志は硬かった。
すべてフィジーとは違うのだ。
スーパーにいる子供がカートを足で押し、どこか姿勢が悪く窮屈な感をうける。
エネルギーが弱っている。
村の子供達には必要の無い世界なのだが、いずれ知る時も来るのだろうか。
マオリ(先住民族)のお守り。
鯨の骨やジェイド(石)でできたものが本物で、それぞれには名前と意味がある。自然との調和やハーモニーといった素晴らしい物語があるのだ。
日本やみやげ物やで売られているのは牛の骨。
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6/19

夜遅くニュージーランドのオークランドへ向かう。

トタン屋根の町並みさえ都会だな、と感じ、オークランドのオレンジ色の夜景は、どこか違う星のようにさえ感じる。 
23:00に着くと白い息を吐きながら乗り合いのシャトルを探した。 
 
フィジー本島の街や海は実はあまりきれいではない。
戦後の日本と同じくゴミ溜まりのような場所も多く、洗剤の水も全て川から海へ。まだまだインフラと意識が整備されていないのだ。 
もちろんジェット機で乗り付ける僕たちも、本来はいない外来種なのだが。
 
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6/19

風の島へ別れを告げた。海へ無事に戻れた事を改めて感謝した。

青い雨に包まれるように,身も心もチャージと解放さえれたようだった。
原始の海も山もただそこに在り続けた時間は、普段の日本の暮らしでは感じ得ない、異界に
いるようだった。
しかしながらこの人工物の無い世界こそ、これが本当の生きた地球の姿であり、人がほしがる物は人が作ったものではあってはけない。
物ではなにも満たされず、強い地球を知る事で知る、大切な物語を人は忘れてはいけない。人はこの作為の無い音や生き物を感じれば、おのずと小さな珊瑚や、魚達を同じ仲間だと思えるものだ。
カッパを頭からかぶり、潮を浴びながら、小舟は飛行場へと向かった。
途中、茶色い2mくらいの鮫が水面で驚いて潜って行った。
小さな飛行機は、濁ったプラスチックの窓とプロペアの騒音の中、ふわりと北の空へ飛んだ。
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6/18

11:30海へ行くが、ものすごい風で波で水面が動き回る、危険な状態だった。

しかし水の中は、魚達が何事も無い様に、いつものように泳いでいる。
流されながらも1時間程泳ぎ、この数週間、無事に戻れた事に感謝した。
波との距離が少しまた近づいたと感じた。
明日はニュージーランドへ向かうのだ。
午後は瞑想しながら充実した日々に満たされ、きっぱりと泳がなかった。
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6/17

Am 10:00 いつもの場所で泳ぐが、うねりは小さい。雨雲が彼方からやってきた。

きっと午後は雨だ。

Pm16:00 今まで泳いでいた場所よりさらに奥の環礁ヘ行った。
沖までは遠過ぎて泳いではいけなので、小舟を出してもらうが、後で又来るからと、船は村人を迎えに行くために帰っていった。
水面上でグレーの豪雨に包まれながら、リング状に高速で崩れる波はシリアスだ。
水中からは幾重にもうねる水面全てをたたく雨の波紋が美しかった。
エネルギーもここは今までとは異なり、穢れない神聖な感じがした。
とにかく浅く、海底の珊瑚の水路へ潜っては波をかわした。
夕暮れの雨の中、村人に以前ヨットで来たサーファーが、鮫に足をかじられた場所だと聞いた。彼は海に突然よそから来て「セブセブ」自然へのお祈り、をしなかったからだと古老は
言っていた。やはり怖い。暗い雨の中を独り泳ぐのにはドキドキし、遠くを見鮫がこないか遠くに目を凝らした。
薄墨色の景色の生きた青黒い水は、地球や自然の強さを改めて伝えていた。
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6/15

昨日までとはうってかわり、ニュージーランド方面から風とうねりがやってきた。

水中一面に響き渡る音に圧倒され、薄氷を踏む様に少しずつ波の奥深くへ向かった。
連続して崩れた2発の大波に飲まれかける。
1本目は逃げたが、2本目で珊瑚に手をつき引き込まれないようしたが、そのまま巻かれ手をざっくり数カ所切った。
ポジションのキープが難しく。ぎりぎりで危険過ぎた。
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6/14

村からの帰り道、教会へいくおばちゃんと、子供達に逢った。 

カメラをさげ何年もかよっているから、子供達は覚えてくれているらしく、ジャッキーチェン!ジャッキーチェン!とおかしな戦いのポーズ。
あのね、日本で「ヴィナカ」ありがとうはこうだよ。と拝んでお辞儀すると皆大笑い。 フィジーはひょうきんで人なつこい人が多い。  船で島へ戻ると巨大な虹がでた。 
波はなくともこの村に来ると、ありがとうと言いたくなる。 
心美しい人々に助けられ、厳しい水壁へ向かうのかもしれない。
全ての存在へ「ヴィナカ バカレブ」 ありがとうございました。
 
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6/14 12:00

10:30 強風の海へ。独り水中へ行くも流れがやや強い。波はあるのだが風に潰されホワイトウォーター。15分で上がるが深い位置から、水面を撮ってみた。

12:00 船で対岸の村のリナの家でランチを又ごちそうになった。今日は畑で目を怪我して、海へいけなかったから、ごめんなとお父さん。
主食の自家栽培タロイモとキャッサバと、村ではやりのマギーヌードルという怪しげな、インスタント麺に缶詰めのコンビーフを生のまま入れたメニュー。本来の村の生活からかけ離れたジャンクなもの。しかしタロイモとキャッサバは本当にねっとりとうまい。唐辛子をひと齧り!これが辛い!食べ終わると洗面器がまわって来て、順番に口と手をすすぐ。
今日は洗剤が入っていなかったが、昔よりだいぶ村はゴミで汚れてきていた。

スーパーなんてないから、漁で何も採れなければ芋、芋、芋が続くが皆幸せなのだ。
食後にママの自家製フルーツジュースも飲み干す。
90才くらいの物静かなおばあは優しくも、写真の通リ、人間力のある方だった。
おばあの後ろの乾いた木は、タパという葉っぱで、これでマットレスを編む。
最後に夫婦でパシャリ。
幸せな時間をいただいた。
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6/13

雨と風が強く吹き、全く写真は撮れなかった。

僕は雨でも風でも泳ぐのだが、今日は水面が荒れ過ぎて撮れないと判断し休んだ。
薄墨のベールに包まれる緑の山も海もなんだか美しい、雨を待つ生き物達の命を感じる。
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6/10

ついにうねりがはいってきた。

今迄穏やかだった海にニュージーランド方面からうねりがきた。潮の引いた時間を狙い沖へ。
夜空が何かを伝えようとしている。
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6/9

6:30。はるか沖の波音が風にのり目覚めた、自然の何かを魚の様に感じていた。

激しい波の中へ行くひとときの休息とチャージのようだだ。心も穏やかに満たされた感覚が満ちていた。沖は風がなく潮流も穏やかだった。1時間半泳ぎ戻った。

 午後エメラルド色に静まり返った穏やかなラグーン(礁湖)を泳いだ。

月の引力で引っ張られた海は、魚が珊瑚をつつく音や、水の中の音だけが鮮明に残り、まるでアクリルの箱の中のようだった。
夕方船ででると、雲が空をどこまでも覆い、水平線からカツオ鳥が飛んできた。
夜 幾何学模様の雲と月が光りながら流れていた。改めてこれが太陽の反射なのが不思議でたまらなかった。
静けさの中、やがてやって来るであろう波を考えるとしよう。
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6/8 Pm

昼、大潮で海の水が川の様に島を流れ、何処かへいってしまった。

波は無く一日穏やかな日だった。
村人が波の崩れる、普段歩けない場所で漁をしていた。

潮の止まった頃、島の周りのラグーンに潜った。
夜、静かな月光だけが輝いていた。朝釣ってしまったWafooを憶い瞑想した。
大自然に共に生きるネイティブの人々の気持ちが、すこし理解出来た。
厳しくもあるが、これが人と地球の循環とバランスなのだ。
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6/8

まだ暗く寒い海へ釣りに出た。海峡をトローリングするとガツン!と130cmの30kg近いWafooが釣れた。サワラの仲間。つがいで泳いでいるから又釣れるかもね、とピサは言ったが釣れなかった。こんな大海を2匹で泳いでいたのに、片割れを失い寂しくしてしまったな。とちょっと可哀想に思った。

ものすごい鋭い歯が並び噛まれたら指など無くなる。これをさばき感謝して皆で食べた。油があり味もサワラと同じく美味だった。
その後フィルムを詰め波へ向かうが、波が難しく戻った。雲が多く水が冷たかった。
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6/7(sun) 

昼、対岸の村のリナの家に伺った。タロイモも無農薬で栽培し、魚(ブダイと日本にはいない黒い魚、スナッパーの仲間)は銛でついたとのこと。
茹でた魚に、ヤシの実の果肉をしぼった水と生のタマネギ、めいめい塩をつけ手で食べる。
骨以外はえらでも食べてしまう。
村の水は山の水で、僕たちでもそのまま飲める。
 
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6/6 Am 12:20

大潮の干潮の海に、村の女性達が漁のため出てきた。

2年ぶりに仲良しのおばちゃんに再会。彼女は愛用の銛を持ち、素潜りで刺し網もする狩りの名人。
蛸を水の引いた珊瑚の岩から見つける技は名人芸。
都会の様にスーパーもない村での生活は、自給自足に近い。
山へ行けばキャッサバやタロイモをもたせてくれ、昔から変わらない笑顔とおしゃべりは、波から独り帰るとなんだか救われた気持ちになる。
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6/5

大潮で海の水が引き、浅くなった珊瑚礁に村の女性達が漁に出てきた。

部屋から見える沖の波は今日は小さい。もっとも体の疲れをとりながら、チューニングしたかった。夕暮れ雲が不思議な形になり、夜になると満月が流れる雲から顔をだした。
 夜むかしこの村に住む、ヤサワ島からきたモモという大工のおじいさんを憶いだした。
物静かだが、いつも同じ場所で、澄んだ目と笑顔でよく海をみながら話をしたものだ。
かれがそのとき、誰かが捨てた航空会社の小さな袋に、海で拾い集めた貝でネックレスをくれた。とにかく器用な人で、なんでも自分で作ってしまう。
今回はそのお礼にモモが好きだった羊羹を持ってきたが、残念ながらモモは数年前ヤサワ島に帰ってしまっていた。カラという釣りの好きなおばちゃんにも釣り針をもってきたが、本島に出稼ぎにいったらしい。時間は流れ、僅かだがこの島にも少しづづ文明の波が打ち寄せているのか。山で妖精を見た話や、魚の話などたくさんのいい思い出もこの村にある。
しかし今も波音と風でヤシの葉がさらさらと聞こえる音、とりの声しかここには無い。
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6/4 風の島へ

海岸からすぐの空港を後に小舟は緑の島に沿って走る、途中名前のわからないいくつかの村を過ぎ、2年ぶりにもどった。

何も変わらずある事にうれしかった。
もっとも泳ぐつもりはないが今日は波はないようだ。
懐かしい穏やかな引き潮の音を聞きながら、ゆっくり休むとする。

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6/4 Am7:00

朝7時前あっという間に飛行場についた。
Suvaは首都なのだが、ムクドリが歩き回るこの質素な飛行場はなんだか旅情を誘う。
本を読んだり、コーヒーを飲んだ。のんびりして安全そうだが、カートと体ひもで結んで寝た。歩き回り小さなお店を見つけると、最高においしいジャガイモとツナ巻きのロティーがを食べた。しかしまだまだ飛行機は迎えに来そうにない。まだ2時間半もある。
It attached to the airport with surprising swiftness 7 AM ago. 
This simple airport where the starling strolls invites sense of jurney somehow though Suva is a capital. 
The book was read, and coffee was drunk. Calmly, and it connected with the wagon with the body string and safety slept though it was so. When it strolled and a small shop was found, it ate rotei of a yami potato and the tuna rolling . However, the airplane doesn’t seem to come still. There are still even two and a half hours, too. 
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6/4 Am6:10 

宿でZeroのアルミケースを開けると、ケミカルな匂いが充満した。

どうやらレンズの水滴を弾く為に塗る液体のキャップがゆるみ、服が全てを吸い取ったようだ。当然乾くわけがないのだが、シャワーで洗濯が始まった。

その後、明朝の空港迄のドライバーとカレー屋や電池を探しに町へでた。
その夜は疲れ天井のヤモリをながめ寝た。

朝4時に呼んであった白タクに乗り空港に着くと、ニュージーランドとは比べ物にならない優しい税関検査を受け、Suvaへ向かう飛行機へ。
下界は暗かったが雲の上は既に明るくなり始めていた。
ゴムゾーリを宿に忘れた事に気づき、島の村の小さなお店にあればと願う。
わずか30分のフライトで5時間も次を待たなくてはいけない。
When the aluminum case Zero was opened at the hotel, the bur of Chemical was filled. The cap of the liquid painted to play the drop of water of the lens apparently seemed to loosen, and to have absorbed everything by clothes. Washing started in the shower though it was not sure to dry naturally. 
Afterwards, it is a driver to tomorrow morning’s airport and the curry shop and the battery are town  to the search. 
The barking house lizard was looked at and it slept to [gekko-] of the tiredness ceiling on that night. 
When it arrives at the getting on airport at the unlicensed taxi that was called at 4 AM, what is a gentle customs examination that doesn’t become a comparison thing received
It has already begun to lighten on the cloud though this world was dark. 
It wishes that [gomuzo-ri] is noticed to be left at the hotel, and it exist in a small shop in the village on the island. 
Wait for the following for as many as five hours by the flight of only 30 minutes. 
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6/3

朝オークランドの近代的な空港の素晴らしい機械で、正確に重さを量られ、眼鏡のまじめそうなおばさんに交渉の余地はなく、あなたは重さを3倍オーバーしたと、僅か3時間のフライトで約100ドルを没収された。
やがて緑の田園風景から、むっと暑いフィジーに着くと、メーターのついたインド人のタクシーを拾い、町のカレー屋に連れて行ってもらった。タクシーの運転手もインド人が多い。
実はフィジーはイギリスが植民地にしたおかげで、奴隷として連れてこられたインドの人々の子孫が今でも多く住み、町に点在するカレー屋は安くてうまい。
 もちろん彼らは十字架のおひげのおじさんも忘れなかったから、町には香辛料の匂いに混じり、ヒンヅー教寺院と教会が混在する。
 写真は露天のスパイスのきいた豆屋
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クライストチャーチへ 6/3 2009

日本からフィジーへ行く為、ニュージーランドへ下る。

40年続いたパシフィックエアーがダイレクト便を廃止したのだ。

23時オークランドに着くと、税関のインド人の若い検査員がケースに貼った象の神様「ガネーシャ」に反応。
笑いもせずインドの神がいかにすごく、自分の信仰心について語り、なんでガネーシャを貼ってるんだと、全ての荷物を開けさせ、丸いシールで火薬の検査を始めた。 
24時、白い息を吐きながら後ろにカーゴを牽くバスを見つけ、凍った様な安宿になんとか着くと、お湯の通ったパイプヒーターをおもいっきりひねり、きしみながら沈むベッドにダウンジャケットを着て寝た。
幾人の旅人がセットしたであろう、ちゃんと鳴るのか心配な寝ぼけた緑のデジタルのアラームを6時にセットした。

ニュージーランド上空 6/3

東から昇る太陽という表現はこれで間違いだと知る。

離れゆっくり回転する歯車のごとく、地球と太陽の丸いもの同士が点の頂きで出逢う。
宇宙の彼方からの光が、空を通じ差し込むのだが、不思議と人は、海の中から太陽を見ると昇ったではなく、同じく光が差し込むと言う。
海を空にたとえるのなら、やはり地球にも2つの異なった異界があるのだと、思わずににはいられない。
このままだといつか暗い夜を知らない人々が増え、人工的な電気に囲まれ星さえも見る事の出来ない惑星になる日が来なければいいのだが。
 
珊瑚も小さな魚達も地球の音だけの夜を待ち望んでいる。
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