200年
今年で14回目、14年目の夏の個展
ファイヤーキング カフェ
過去の未プリントだったポジと
今までの写真を多彩な青で展示します
これから神楽坂の現像所にて焼いて頂きます
今回で印画紙も無くなりつつあり
巨大なプリンターも廃棄してしまう為
ここでは最後のプリントに
時代が変わり
国芳が仕掛けた
御用絵師や様々な自由を禁止され抑圧された
江戸の封建社会からの逸脱と
庶民にゆとりが生まれ
手作業の職人達が贅をきわめて,熱狂した
浮世絵が、印刷になったように
印画紙と現像液がインクジェットへ移る
インクジェットはまさに、電気とボタンの打ち込み
行程もしかり、仕上がりも味が無い
広重さん達が
この波の裏をみたら
櫻の木で版画にしてくれたかな?
太陽
水
塩
山
川
風
珊瑚
木々
すべてが絶妙なバランスで
数十億年育まれ
自然に自然に彩られたキャンバスが地球であるが
目先の金と
間違えた安全や
地球感のない役人が決め
破壊するのは人間の得意技
数百年後
浮き世絵師達が創造もしない世界が今である
浮き世絵師達が図案化した景色や風土でしか
昔の日本が見れなくなって
僅か200年
200年後
この海ももう無いかもしれない
先を見据え
今を焦らず
過去を大切に